BANTECが海外調達品を2重チェックする理由

BANTECの海外調達品の検査体制について
弊社では、海外から調達する部品・製品につきまして、現地での出荷前検査に加えて、国内到着後にも再度検査(二重検査)を実施しております。
これは、お客様に安心してご使用いただける品質を保証するための重要な取り組みです。工数は掛かりますが不良品流出を0%を目指す取り組みです。
BANTECが海外調達品を2重チェックする理由
1. 品質保証体制の違い
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海外サプライヤーと国内企業では、品質基準や管理体制に差がある場合があります。
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製造現場での管理が徹底されていないと、寸法・外観・性能にばらつきが出やすい。
2. 言語・文化・規格のギャップ
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検査基準や仕様書の誤解・誤訳により、不適合品が発生するリスクが高まる。
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海外では「OK」と判断される内容が、国内基準では「NG」となるケースもある。
3. 輸送中の破損や劣化
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海外からの長距離輸送では、湿気・振動・衝撃などによるダメージが生じる可能性がある。
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工場出荷時は良品でも、到着時に不具合がある場合がある。
4. 責任の明確化とリスク分散
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トラブル発生時の責任の所在が曖昧になりやすいため、国内で再度確認することで責任を明確にする。
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納入後のクレームや不良対応のコストを抑えるため、事前に不具合を発見することが重要。
5. 顧客・社内への信頼確保
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顧客に納める最終製品の品質を確保する責任がある。
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社内や最終工程にてトラブルを発生させない体制づくりとして、二重検査が有効。
■ 二重検査の例
タイミング | 内容 |
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現地検査(一次検査) | 海外サプライヤーでの出荷前検査。ISO規格や契約仕様に基づく。 |
国内受入検査(二次検査) | 国内に到着後、検品・測定・外観確認などを実施。 |
BANTECの検査体制
- 外観検査は、全数検査を基本としています。
- 寸法検査は、抜き取り検査を基本としています。
- 寸法検査については、各種検査機器を取り揃えていますので、あらゆる箇所の測定が可能です。
- 粗さ測定の要望がある場合は、外部機関で測定致します。
- 測定結果は1個~小ロットの場合は図面に直接書き込みます。
- ご要望に応じて測定結果を表にまとめて提出致します。
検査設備
バンディプロ―ブ三次元測定器 XM-1000 キーエンス
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スペック
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画像寸法測定器 IM-8000 キーエンス製
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スペック
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その他検査設備
※ その他あらゆる製品に合わせたゲージが製作可能です。 |
海外調達・切削加工はバンテックにご相談下さい
バンテックでは海外調達・切削加工の豊富な実績が多数あります。特にアルミニウムの複雑形状や難形状の加工を得意としています。
また、自社で設計・デザインも行っているため図面のない状態からのご相談も大歓迎です。
アルミ加工・ステンレス加工、金属加工はバンテックにご相談下さい。